宮崎移住を勧めない理由
以前東京に住んでいた頃、老後は宮崎がいいと友達に宣伝していました。
ところが今になってみると、
国民保険税や交通の不便さ、医療や湿度の高さ等を考慮すると
宮崎がいいとは言えません。
良いのは気候のイメージだけかもしれません。
気候がよいといっても、数年前から東京と気温はほぼ同じで、
冬は雪が降らず夏は直射日光が強く暑く感じますが、気温は東京とほぼ同じです。
湿度が高いので、同じ気温でもかなり蒸し暑く感じます。
イメージ的に宮崎は気候が良いと思われていますが…
東京と宮崎の両方を経験し、実際の気温を比較していますが、あまり差はないと思います。
昔のイメージが強いのかもしれません。
宮崎県出身で30年以上宮崎で暮らし、東京で20年ほど生活した経験があり、
東京から宮崎に戻ってみると、現在の宮崎の住みにくさ がよくわかります。
昔のイメージだけで宮崎を誤解している部分が多くあると思います。
■湿度がかなり高い
夏は常に60~80% 東京より20%程度高い
晴れていても60%台が普通です。曇りで70%台、雨が降ると80~90%になります。
夏は60%以下になることはほぼありません。冬の好天時に50%前後
高温多湿なので、革靴や革製品など放置すると、夏はワンシーズンでカビが多発します。
東京では20年間カビとは無縁でした。
■保険税が高い(国民保険)
私の場合、宮崎市在住で東京の2.1倍程度でした。東京と同じ所得(同年度)で算出した金額です。
市町村(自治体)で保険税の料金は変わりますが、これでも宮崎県内では宮崎市の保険税は安い方らしいです。県内で他の自治体はもっと高額らしい…
■交通の便が悪い
車が必須
鉄道は1時間に1~2本なのでほぼ利用しない。
バスは料金が高く、始発からしばらくすると10~20分遅れが常識。長い路線だと30分以上遅れることもあり時刻表はあまり意味がありません。
高齢者が多く、乗り降りがスムーズにできないため老人介護バスのようです。若い人はあまり利用しません。
バスが完全に停止するまで、席から立ってはいけないなど、高齢者用のバスと思わせるルールがあります。バスが遅れていても完全に停止する前に降りる準備をすると怒られます。
■テレビ事情が悪い
国内では珍しくテレビ地上波は民法2局しか受信できません。
国際スポーツ番組や人気番組など観れないことがよくあります。
視聴する場合には、ケーブルテレビの有料契約が必要です。有料のケーブルテレビで鹿児島の放送局を視聴します。
宮崎に移住をする人は、東京(都会)の便利さを捨てる必要があります。
イメージだけではなく実際の宮崎をよく確かめてから考えた方がよいと思います。
年金暮らしになり、
仕事は必要なく余計なことにお金を使わない、出掛けない。
身だしなみに気を使わないようになると宮崎の性格が合うかもしれません。
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